北海道道南でシロサケ釣りが最盛期だ。
群れが入ってくるタイミングを逃すと、なかなか釣るのが難しいので
夜明け前、早朝4時からヘッドライトを着けてロッドを振っている方もいる。
普段は静かな漁港だが、今日は早朝にも関わらず賑わっている。
釣り方は北海道ならではの浮きルアーがメイン。
筆者はサケ釣りが初めてチャレンジであったが
家族との約束上、早朝5:00から6:30までの勝負と決めてチャレンジ。
初日はポイントがいまいち分からず
ライントラブルも重なり終了。
二日目はサーフに入るも隣のフィッシャーマンが釣り上げるのを横目で見る結果。
三日目は堤防上から何度もルアーを投げ込むも
これまた隣のフィッシャーマンが釣り上げる。
四日目になると、だんだんと釣り上げるポイントが分かってきたので
堤防ポイントに陣取り、ルアーを投げ入れる。
サケ釣りは運だ!と言われていたため
その言葉を信じ、何度も投げ入れたが
フッキングせずに敢え無く終了。
五日目 シロサケの数がハッキリと少なくなっているのが分かる。
釣れている数も明らか減っている。
それでも釣れているポイント近くにいるので
運という言葉を信じてルアーを投げ入れる。
しかしまたもや隣のフィッシャーマンが釣り上げる。
六日目 そろそろ早起きにも慣れたころ。
いつものポイントに陣取り、盲目的にルアーを投げ入れたところ
6:00にガツンとした手応えを感じる。
瞬間的に焦って合せたが上手くフッキングしてくれた。
力強い引きが、シロサケが首をくねらせるたびに手元に届く。
しかしここでハプニングが発生。
網がないことに気づく。
どうするか考えていたところ
隣で釣りをしていたフィッシャーマンが
すでに網を準備をしてくれている。
六日も通えば、いつも来ていることを認識してくれていたようで
話掛けてくれたフィッシャーマンだった。
5分ほどだったろうか
75センチほどのシロサケのメスを確保。
シロサケは魚とのファイトもそうだが
釣った後にも楽しみが待っている。
筋子を取り出し、新鮮なイクラ漬けを作る。
そして身はチャンチャン焼きで楽しむ。
北海道のフィッシャーマンは親切な方が多い印象。
折れそうな心を話をしてくれることで繋ぎとめることができ
さらには網入れもしてくれた。
このフィッシャーマンとは二度と会えないかもしれないが
こういう方がいる北海道を筆者は非常に好きになった初秋の釣行だった。